パストラール

新しく演奏動画を撮りました。


今回はカプースチンの

《8つの演奏会用エチュード》より

第6番「パストラール」。

本来は8曲すべてで

1つの作品となるように

調性などが配置されているので

続けて演奏するのがベストのようです。


パストラールは

ごきげんで軽快な曲ですが、

右手と左手で異なる拍子感で

進んでいたりと、

ポリリズムが存分に使われている

弾くたびに発見のある曲です。


同じ作品の第1番の動画も

昨年公開しているのですが、

いろんな国の方からコメントを

いただけて、とても嬉しかったです。

演奏にあたっては

川上昌裕さんの本を参考に。

カプースチンはロシア生まれ

ウクライナの作曲家ということで

何度も戦争を経験しているわけですが、

作品の中では一貫して、聴いていて

楽しくなる音楽(オプティミズム)を

目指していたそうです。


キャッチーで緻密な音楽の背景には、

ジャズがほとんど禁じられた世の中を

生きた彼のメッセージが感じられて、

作品の聴こえ方も変わってくる気がします。


生活と芸術は遠いところに

あるように思いますが、

必ずその時代の情勢や生活を

反映していて、私たちは

音と一緒にその空気も吸収

しているのかもしれません。


近々別の動画も撮る予定です。

お楽しみに。